トラスト通信100号
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(1) スタンス幅をシューズ一足分入る程度の広さに狭め、肩、腰、  ヒザ、スタンスのラインを目標ラインに対してスクエア(真  っ直ぐ)に。左右の足の体重は均等にして両ヒザを軽く曲  げて構える。(2) グリップはできるだけ左手甲を目標方向に向けたスクエア  グリップに。上から見て左手人差し指と中指のコブシが見  えるくらいでも十分です。(3) バックスイングでは左腕を真っ直ぐ伸ばしたまま右ヒジを  たたみ、手元を肩の高さに止めてトップ。体重移動の意識  は不要。体の中心軸を動かさずに左腕とシャフトでLの字  を作るようにする。(4) 腕を振り下ろしてボールを打つ。ただしボールにヘッドを  当てにいこうとせずに、体の正面で腕を返してボールを捉  える。ここでも左足への体重移動は不要。体を回して打つ  意識も必要ありません。右足の裏を地面に付けたままの  べた足で、ほとんど手打ち感覚でオッケーです。(5) フォローサイドでトップとは逆に左ヒジをたたんで右腕を  真っ直ぐ伸ばし、右腕とシャフトで逆L字を作る。おかげ様です。前回、スイングの土台作りにおいて、何よりも最初に覚えなければならないことは、 “中心軸を動かさずに体の正面で腕を返してボールを捉える”とお話ししてきました。今回はいよいよクラブを手に、具体的に腕の返し方をレッスンしていきます。使用クラブは手頃な長さで9番アイアンにしましょう。平均飛距離1 2 0 ~1 3 0ヤードくらい飛ばせるクラブですが、まず最初に取り組んで頂きたいのは、次の手順で50ヤード前後を狙い通り飛ばせるようにする練習です。以上がスイングの土台を作る中でも最も基礎となる固めるドリルです。体の中心軸を動かさずに、べた足、手打ち感覚スイング。トップでは左腕とシャフトで、フォローサイドでは右腕とシャフトでそれぞれL字を作る。そうすることで、体の正面で腕を返してボールを捉える感覚を掴んで欲しいのです。強く振ればキャリー1 0 0ヤードくらい飛ばせるでしょうが、距離合わせのアプローチ感覚で50ヤード先にキャリーさせるくらいの力加減で振りましょう。前回で申し上げていますがまず先にこれをマスターしなければ始まらない。いくら球数を打とうと上達は望めないといったスイングの土台となる部分なのです。ダフったりトップすることなくボールを確実に芯で捉えているか?そして何より腕をしっかり返せてるか?最初のうちは目標よりボールが左に飛ぶくらいでオッケーです。体の正面で腕を返して打つことだけに専念してください。次回、この話の続きをしますのでそれまでに一度トライしてみてください。そうすれば次回のレッスンがより中身の濃いものとなるでしょう。29

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