トラスト通信101号
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ゴルフが上手くなりたいと思う方はこれをマスターしないことには先には進めません。実際にL・L打ちを試された方はうまく打てたでしょうか?多分打てなかったのではないでしょうか。ある程度ゴルフのキャリアを積んだ方なら、誰でもなんなく打てそうに思われがちですが、正直これがきちんとできるのはよほどの上級者に限られます。高い確率で打ちこなせる様になるまで具体的に言えば打球にナチュラルドロー回転をかけて飛ばせる様になるまで、必須練習メニューとして数多くこなすようにしましょう。初心者やゴルフ経験の浅い方は、当然ダフったりトップすることが多いと思います。ダフリやトップの原因は、スイング中の中心軸が動いているケースがほとんどです。アドレスした時の首の付け根寄りの背骨部分に意識を集めてそこを終始動かさないようにすればミート率を上げられるはずです。そして、ダウンスイングで体や腰を回そうとせずにトップで右に向けた胸をそのまま腕を振り下ろして返してみてください。それくらいでちょうど体の正面となって打球も目標ラインなりに飛ばせる様になるでしょう。<前回の続き>おかげ様です。スイングの土台作りにおいて、何よりも最初に覚えなければならないことは、“中心軸を動かさずに体の正面で腕を返して(ヘッドを走らせて)ボールを捉えること”。そこでまずは9番アイアンでスタンス幅をシューズ1足分入る程度の広さにしてL・L打ちを行います。やり方はトップでは左腕とシャフトで、フォローサイドでは右腕とシャフトでそれぞれL字を作るようにし、右足を地面に付けたままのべた足で、ほとんど手打ち感覚で50ヤードを打つ練習を積みましょう。とお話ししてきましたが、実際に試されてみましたか?もう一つ覚えておいて頂きたいことがあります。アイアンについて一般的に言われている、『やはりダウンブローで打っていった方がいいのか?』それとも『少し払い気味に打っていった方がいいのか?』と言った質問をよく受けるのですが、実際どちらも意識する必要はありません。体の中心軸さえぶれなければ、ヘッドは自然に適性角度で下りてくるものです。中心軸をしっかりキープしてロフト角通りの飛距離を出して打てる様に専念してください。次回は第2段階にステップアップしていきます。それまでにしっかりこれをマスターできる様に練習してみてください。

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