トラスト通信103号
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おかげ様です。前回、アイアンの上達を目指すなら振りすぎない、7~8割の力で振ることを心がける様にとお話ししてきました。今回はロングアイアンを苦手にしている方に向けてのレッスンです。7番アイアンはそれなりに打てても6番、5番アイアンになると一気にミート率が落ちるというアマチュアゴルファーが多いと思います。飛距離を出したい、出さなければと力が入って、7番アイアンまでとは違うスイングになっているのかもしれません。7番アイアンが打てれば、5番アイアンだって同じように打てるはずです。ではここからが本番です。まず最初に5番アイアンを7番アイアンの長さになるまで短く握って、7番アイアン相当の飛距離を出すつもりで打ってみてください。7番アイアンで140ヤード飛ばせるなら、5番アイアンを短く握って140ヤード飛ばす様にするのです。単純計算的には、本来5番アイアンで飛ばせる飛距離よりも20ヤードダウンになると思いますが、長く持って打つ時よりもかなり楽に打っていけるでしょう。そうして徐々に、指一本ずつぐらいグリップを長くしていき、同じように打ってみてください。力加減は、7番アイアン相当の飛距離を出すつもりでいいです。もう一つ、ロングアイアンを打ちこなせる様にするのに、シンプルながら有効なのが、ティーアップしたボールを打つ練習です。初心者向けの練習のようで、されない方が多いかもしれません。しかし、この練習は、  ①力み解消  ②振り急ぎ防止  ③スイング軸の確立  ④フェースの芯で捉える感覚を磨くなどなどマットの上から打つより、ミスがはっきり表れることもあってスイング修正にはもってこいなのです。スイング作りの原点ともいえ、今でも自分はもちろん、一流のプロゴルファーでさえも調子が悪くなるとティーアップしたボールを打つ練習に戻ります。この練習では、できる限りリーディングエッジやフェース面でティーの抵抗を受けずに、ボールだけを捉える様にすることが肝心です。力の入れ過ぎや大振りだけでなく、スイング軸のブレといったことも、すべてマイナス要素となることが理解頂けるでしょう。そうしてナイスショットした時のスイングを反映させれば、芝の上からでも難なく打てるようになること間違いありません。是非試してみてください!第7回7番アイアンと5番アイアンの長さを比較5番アイアン短く持つティーアップしたボールを5番で短く持って打つ練習ポイント5番アイアン5番アイアン7番アイアン7番アイアン苦手なロングアイアンの克服法ティーアップしたボールを打つ練習15

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